おはようございます。これがみなさんのところに届くころには、東京を出ているかな? わたしは段ボールとスーツケースに囲まれて、きょうの日記を書いています。
東京に越してきて2年半、ほんとうにいろいろな出会いがありました。直接お会いできた方、遠くで応援してくださった方、ありがとうございました。
わたしの東京での生活は、子育てと、パートナーの病気、そして本の翻訳でぐるぐる動き回っていた日々でした。とくに、本の翻訳のことは、休む間もなく考えていた……。師匠もおらず、出版社にコネもなく、ただある作品を日本語で紹介したいという強い気持ちだけで突き進んできました。その気持ちは今も変わっていません。翻訳は好きだし、本も好き。だけど、商業出版で本の翻訳がしたいと思うのは、多くの人に届けたいと思う作品との出会いがあるからです。
今年は実用書を2冊、小説を1冊、絵本、映画2本に取り組みました。(そのほか、はじめてコマーシャルの企画を訳した!)どのお仕事もすごく学ぶことが大きく、育てようとしてくれる編集者の存在がとても大きかった1年でした。そして、『星のせいにして』を読んで、声をかけてくださった読者の方たち、届けてくださった書店のみなさんの励ましに支えられました。それがなかったら、続けてこれなかったと思います。ほんとうにありがとうございました。
ほんとうはもっと書きたいのだけど、荷造りに戻らなければ……!
感謝をこめて。
また来週です!