おはようございます! 昨日の深夜、ゲラの作業が終わり今朝は少しゆっくり寝ました。ゲラのあとは、リセットする日と決めています。掃除をしたり、リラックスして次のプロジェクトへ気持ちを切り替えます。
まず朝は、黒パンのトーストとブラックコーヒーを飲みながら、先住民クィアアンソロジーのLove After the EndとLove Beyond Body, Space and Timeを読みました。エマ・ドナヒューの英文にどっぷり浸かっていたので、そこから抜け出すにはいろいろな作家の書いた文体に触れるのがいちばん効果的。ドナヒューはすごく文章が美しく、ライティングに無駄がないので彼女のあとに読む英文は物足りなく感じることが多いのですが、このアンソロジー集はジャンルも書き手もまったく違ったので全然気にならず入り込めました。繰り返し読みたい作品が3つほどあったので、また今度紹介しますね。
読書のあとは、キッチンの片づけ。ニーナ・シモンを聞きながらお皿を洗いながら、バードフィーダーで餌をついばむスズメを見ていたら、青い鳥が飛んできました。青カケス(ブルージェイ)です! トロントに住んでいたときはよく見かけたけど、アルバータに来てからははじめて。白黒の世界に飛び込んできた青に、すごく気持ちが明るくなりました。(下の写真はノバスコシア州で撮ったブルージェイの写真です)
ランチを軽く食べてトレイルへ歩きに出ます(ランチはマイケル特製サンドイッチ。ライ麦食パンにサラミ、オールドチェダーチーズ、キュウリ、ハリッサペーストがあはさんである)。
雪のトレイルを歩いていると、上空に黒い影。見上げると、羽の裏側が真っ白な鳥。カササギ(マグパイ)は黒いし、なんだろうと思っていたらキツツキ! エボシクマゲラ(パイリエイテッド・ウッドペッカー)です。体のほとんどが黒くて、頭に大きくて真っ赤な部分があります。現在翻訳中の北米の物語にちょうど出てきていたので、会いに来てくれたみたいでうれしかった。赤と黒があまりにきれいだったので、家に帰ってから、リンゴを皮をむかずに切って黒いお皿にのせ、赤と黒のコントラストをじっくり味わいました。笑(下の写真はallaboutbirds.comからお借りしています)
そしてオフィスをきれいに片づけ。さまざまな資料を整理して、次のゲラの準備。今月はなぜかあとふたつもゲラがある!! 実用書と名言集なので、小説のゲラ作業とはまた違うのですがやはり気が張ります。これからジャーナリング(電車の切符や日めくりカレンダーで面白かったところや、子供の絵などを手帳に貼る+仕事の内容を書き留める+来週の目標やすることを整理し書き留める、など)をして、朝読んで面白かった3作品を再読するのが、本日の目標です。
東京にいたときはかなりスケジュールがつまっていて、あんまりこういう時間が取れず頭がごちゃごちゃになっていたので、こちらに来てから森をただ歩き回る時間が毎日とれているのはほんとうにうれしいです。
今、日本はどんな感じなのかな。出国からまだ1カ月しかたっていないのに、すべてがとても遠くに感じます。ヒヨドリやムクドリ、メジロの姿が恋しいです。
みなさんのそばには、どんな鳥が姿を見せてくれますか?
コメントなどでぜひ、教えてくださいね。
それではまた来週!