【ほんやくすること、暮らすこと】

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「ペニーロイヤルティー」

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「ペニーロイヤルティー」

Pennyroyal Tea

Ikumi Yoshida
Feb 26
7
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おはようございます! 日本では梅の花が咲いているんだなあいいなあと思いながら、子供たちと雪あそびに励んでいます。ここでは雪がなんと5月までとけないそうです!! 5月……!!!

『聖なる証』

さて、お知らせです。

エマ・ドナヒュー著の『聖なる証』ですが、本屋lighthouseでも予約受付が始まったそうです! ご予約いただけるとうれしいです。

また、書店員さま向けのゲラ読みの募集も始まっています。もしゲラを読んでいただける方は、こちらのリンクよりお申し込みください。

「ペニーロイヤルティー」

コンビニで印刷できる超短編ZINEのCall Magazine Vol.9に「ペニーロイヤルティー」を掲載いただいています。今日から3月5日深夜までコンビニプリントで印刷が可能です。それ以降はインスタグラムのアカウントページで読むことができます。「ペニーロイヤルティー」と聞いて、ニルヴァーナの曲だ!と思ったら内容についても少し予想ができるかな……?

ペニーロイヤルティーのカバーイラスト。子宮と植物のイメージ。

本作品は、フェミニズム超短編です。緊急避妊薬をめぐる日本の現状について考えていたら浮かんできたいろいろを1000字で表現しました。そしてダジャレが隠されています! 初級から上級まであるので、さがしてみてください。

Call Zine、超短編のガチャポンみたいで楽しい企画ですよね。わたしはカナダにいて、あいにくコンビニでがちゃがちゃできないので、できるかたは是非! 毎週月曜日、新しい書き手の新しい超短編が読めます。

☆コンビニ印刷の場合


セブンイレブン印刷用番号: 44588620
ファミリーマート/ローソン/ポプラ用ユーザー番号:239TY8FFCR

1回20円(白黒/A4) 3月5日23:59まで

☆1週間後インスタアカウントで読む場合はこちらのリンクから。

牟田郁子著『文にあたる』

今週はとにかく『聖なる証』の最校ゲラにかじりついていました。

休憩のときに、牟田郁子さんの『文にあたる』を読みます。言葉にどれくらい真摯に向き合うか、校正者さんがどんなふうに鉛筆をいれてくださっているのか、読んでいると心が落ち着きます。編集者さんや校正者さんのゲラへのコメントは、すごくありがたく、自分の未熟さが痛いです。恥ずかしくて落ち込んだりもしますが、牟田さんの本を読んで、みんな少なからずそういう思いをしながら本をつくっているのだと思いました。

わたしは20歳代を英語圏で暮らしているので、翻訳者なのに日本語の表現に不安があります(その分、実体験に近いものとして多くの”海外文学”を読むことができます)。英語と日本語の感覚が自分の中でまじっていて、自分の使っている日本語の表現が正しいのか(そして佐賀弁ネイティブなので標準語があやしい)悩みます。だから辞書をしつこく引きます。それがすごく翻訳者として劣っているというか、恥ずかしいなと思っていたけれど、ちゃんとやってくしかないなと前向きになれます。

言葉や物語ることに終わりはなくて、ずっとずっと勉強し続ける。そういうものだから、たくさんの人が魅了されるのかな。そして物語や言葉が届られるもの、届くところの可能性を再認識させられます。本って人類の希望だな、と思わせてくれる一冊です。

他にもたくさん書きたいことがありますが、長くなりそうなので今回はこのへんで。

今週も読んでいただいてありがとうございました。

また来週です!

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